中日 看護師のたまごナビトップ > 中日新聞 医療NEWS
【愛知】手術支援ロボを寄贈 パロマ最新式、八事日赤に
2017/03/01
最新の米国製の手術支援ロボット「ダ・ヴィンチXi」が、ガス機器製造パロマ(瑞穂区)から昭和区の名古屋第二赤十字病院(八事日赤)に寄贈され、27日に贈呈式があった。
「ダ・ヴィンチ」シリーズは内視鏡手術用の医療ロボット。小さな傷口での手術が可能で、術後の回復が早いなどの利点がある。パロマは地域貢献の一環で2013年に八事日赤に1台を寄贈。前立腺がんや腎臓がんの350例の手術に役立ってきた。今後は新型の「Xi」が活躍する。
Xiは操作時に手術部がよりきれいに見え、手術域も広くなる。連動して患者の体位変換ができる可動式手術台も寄贈され、より安全に手術でき、患者の負担軽減につながるという。
贈呈式でパロマの小林弘明社長は「さらに体の負担が少ない治療ができると期待している」、八事日赤の石川清院長は「地域の先進医療の充実に貢献したい」などとあいさつ。目録と感謝状を交わした。第一泌尿器科の小林弘明部長による治療の解説とデモンストレーションもあった。
パロマはXiを名古屋大病院にも贈る。 (小椋由紀子)
- 寄贈された手術支援ロボット「ダ・ヴィンチXi」=昭和区の名古屋第二赤十字病院で
最近の医療NEWSバックナンバー
- 2020/05/09
- 【愛知】感染者対応で特殊手当 名古屋市市立病院従事者らに
- 2020/03/17
- 【暮らし】<知って闘うアレルギー> 新型コロナ対策と両立を
- 2020/03/12
- 【愛知】救急車適正利用 漫画で啓発 軽症者らに注意呼び掛け 名古屋市消防局が公開
- 2020/01/21
- 【医療】母の孤立防ぐ産後ケア事業 育児不安 助産師らがサポート
- 2020/01/14
- 【三重】がんゲノム医療 三重大、拠点病院に「副作用出にくい」
- 2020/01/07
- 【健康】糖尿病治療は患者が主役 医師が勧める「教育入院」
- 2019/12/23
- 【社会】マイナンバーカード普及狙い 患者の顔認証機器 国が負担
- 2019/12/17
- 【社会】がん5年生存率66.4% 10~11年診断 改善傾向続く
- 2019/12/06
- 【愛知】理学療法士 専門誌の賞に津島市民病院・渡辺さんらの論文
- 2019/11/29
- 【愛知】看護師の基礎教育 現状と課題考える 名古屋で講演など