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【愛知】第2病棟34床 10月開所「三河青い鳥」重症心身障害者に

2017/02/02

 県は、三河青い鳥医療療育センター(岡崎市高隆寺町)の第二病棟を10月に開所することを決めた。重い身体不自由と知的障害がある重症心身障害者向けで、34床。医師や看護師確保のめどが付いたため、当初の2019年1月から15カ月、前倒しする。 (相坂穣)

 重症心身障害者向けの病棟は、自宅で介護してきた家族の高齢化などで入所の需要が年々、増えている。

 県内の病床は15年4月時点で、5施設(480床)にとどまり、人口1万人当たりの病床数(0・64)は全国最下位だった。

 県は、17年度末に八施設(690床)とする目標を立て、三河青い鳥医療療育センターを昨年オープンするなど、これまでに七施設に増やした。

 ただ、整形外科や精神科、小児科など幅広くカバーする必要がある障害者医療の専門医、看護師不足も顕在化。青い鳥センターでも、計90床の第一、第二、小児病棟が完成したが、医師が足らず、第一病棟(36床)のみ稼働している。

 県は、11年から名古屋大医学部に毎年3千万円を寄付し、「障害児(者)医療学寄付講座」を開講。担当する夏目淳教授らが調整を進め、名大病院小児科医局から医師1人を青い鳥センターの第二病棟に派遣する。

 21年に、残る小児病棟(20床)の稼働を目指す。県障害者施設整備室の担当者は「重症心身障害者には、たんの吸引や排せつ介助などが必要だが、自宅で介護してきた保護者が高齢になり、疲弊している」と話す。

◆実習通じ人材増を

 夏目淳・名大大学院医学系研究科教授(小児神経)の話

 出産前後の周産期医療などが進歩し、重い脳性まひなどで生まれる子どもの命が救われ、長生きもできるようになった。本人や親が年を取ってから、安心して暮らし続けられる施設が足りない。一般の診療科も人材不足の中、障害者医療で一人確保するのも難しい状況だ。若手医師には一般の総合病院のように身近な存在でもない。施設を一日訪問させるなど、学生には、実習を通じ、重い障害のある人たちに触れる機会をつくっている。関心を持つ学生を増やしたい。

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