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【愛知】訪日外国人専用の診療所 藤田保健大、年末に新設

2017/01/07

 藤田保健衛生大病院(豊明市)は、訪日外国人患者専用の診療スペース「国際医療センター」(仮称)を2017年末に新設する。20年の東京五輪・パラリンピックに向けて外国人観光客の増加が見込まれる中、予想される医療ツーリズム(医療観光)の増加に対応する。

 国際医療センターは、17年12月に完成予定の新病棟1階に設置。専任の医師や看護師らが診療を行い、中国語と英語が堪能なスタッフを配置する。専用病床として20床を確保し、団体での健康診断や人間ドックにも対応する。

 開設に向けて中国の医療機関との連携強化も図る。中国側医療機関による診断画像などを藤田側が事前にチェックし、訪日治療が有効かどうかを判断する仕組みづくりを進める。がんなどの早期発見、治療につながる検診の重要性を周知し、日本での検診などの需要も掘り起こしたい考えだ。

 同病院は14年に国際医療福祉部を設置するなど、外国人向けの診療態勢を強化しており、厚生労働省が認定する外国人患者受け入れ拠点病院に選ばれている。患者数は中国人を中心に増加が続いており、15年度は約百人で前年度から倍増。今後も需要拡大が見込まれ、受け入れ能力の向上が課題となっていた。藤田保健衛生大の星長清隆学長は「日本の医療の良さを知ってもらい、結果として訪日外国人が増えれば」と話している。

(メモ)

【医療ツーリズム】 医療サービスを受けるために外国を訪れること。居住国では受けられない先進的な医療技術の提供や観光ツアーと組み合わせた健康診断や各種検診などを目的とする。日本の医療技術は世界的に評価が高く、政府は外国人誘客戦略の一つに位置付ける。日本政策投資銀行は、東京五輪がある2020年には医療ツーリズム目的の訪日客が43万人になると推計している。

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