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【岐阜】薬物依存症 病院で治そう 各務原病院

2016/06/11

県内医療機関で初のプログラム

 各務原市の各務原病院が10日、社会復帰を目指す薬物依存症患者向けの新たな治療プログラムを始めた。県内の医療機関では初めての取り組みという。(北村剛史)

 ◇ ◇ ◇

 治療法は、自分の行動や考え方を見つめ直しながら、修正していく「認知行動療法」の一種。医師や作業療法士らを交えたグループで話し合ったり、専用の冊子に書き込んだりして、薬物使用の欲求を制御する方法を身につけていく。

 同病院では、年間30人ほどの薬物依存症患者の受診があったが、これまでは個別に診療していた。新プログラムでは、複数の患者が一緒に治療を受ける。同じ悩みや苦しみを抱える患者同士が支え合うことで、治療途中で挫折する人を少なくする狙いもある。

 初回の診療には、県内の40代男性1人が参加した。天野雄平診療部長(39)や作業療法士、看護師と、薬物を使って得られる満足と、使用のデメリットについて話し合った。終了後、男性は「話を聞いてもらえたことで、かなり気分が楽になった。何とか治療を継続したい」と話した。

 また、6月から薬物依存症患者らの更生を目的に、禁錮や懲役刑の一部期間の執行を猶予し、専門的な治療を受けさせる制度が始まったため、受診者の増加も予想される。天野部長は「患者の多くは『薬物をやめたい』と思っている。その手助けをしたい」と話している。

治療の一環として、医師らと話し合う薬物依存症の男性(左)=各務原市東山の各務原病院で
治療の一環として、医師らと話し合う薬物依存症の男性(左)=各務原市東山の各務原病院で

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