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【医療】がん患者生存率 部位で低下ペースに差

2016/01/20

 国立がん研究センターが初めて公表したがん患者の10年生存率。部位別に生存率をみると、胃がんや大腸がんなどは4~5年で低落に歯止めがかかるが、乳がんや肝臓がんでは5年を過ぎても一定の割合で下がり続けるとの結果だ。

 乳がんはマンモグラフィーなどの検診で早期発見が可能で、乳房の温存手術も主流になり、10年生存率は80・4%と高い。しかし進行した状態で見つかると再発も多いとされ、検診の継続が必要だ。

 前立腺がんは、排尿障害や血液検査による腫瘍マーカーの変化をきっかけに早期発見に結び付きやすく、早期の「病期(ステージ)1」で診断されると、生存率は九年後まで100%と非常に高い。

 肝臓がんの生存率は、1年(73・2%)、5年(32・2%)、10年(15・3%)と時間の経過とともに低下が顕著。同センターの若尾文彦さんは「がんに移行する肝硬変の状態は、新たながんを生みやすい状態。最初のがんを治療しても次のがんが生まれてしまう」と説明する。しかし最近は、肝硬変や肝臓がんの原因となる肝炎ウイルスの感染予防や新しい治療法の開発が著しい。

 大腸がんや胃がんでは生存率は5年程度でほぼ横ばい。10年生存率はいずれも70%前後。一般的にがんは5年間再発がなければ治癒したとみなされ、生存率には再発した人も含まれるものの、こうした見方をおおむね裏付ける。

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