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【愛知】骨髄移植 体験を劇に 豊田の榊原さん

2015/10/17

あす名古屋で上演

 9年前に骨髄移植を受け、白血病を克服した豊田市美里の会社員、榊原愛さん(27)が、自身の闘病体験を基にした劇「あなたに~伝えきれない『ありがとう』」を、所属する劇団仲間とともにつくった。移植によって生きられる喜びとドナーへの感謝をテーマに、病気の現実やドナー、家族の心境にも焦点を当てた内容で18日に名古屋市で上演する。「白血病を正確に理解し、関心を持ってほしい」と話す。 (作山哲平)

 ◇ ◇ ◇

 榊原さんは高校1年の冬に白血病を発症。治療を続けたが、1年後に再発、骨髄移植が必要となった。幸い、白血球の型が一致するドナーが骨髄バンク登録者約26万人の中に見つかり、高校2年の秋に移植を受けた。

 「今の私は生かされている」と榊原さん。入院中、同じ病気の仲間たちと闘病したが、うち1人はドナーが見つからず、もう1人は移植したものの体調を崩して亡くなった。

 「何か患者のためにできることは」と、大学を卒業後、一昨年4月に就職したのを機に「あいち骨髄バンクを支援する会」(名古屋市千種区)に参加。毎秋に開く啓発会の企画を手伝っている。

 病気を克服後、学生時代に趣味で始めた演劇を骨髄バンクの普及啓発に生かそうと、演劇仲間で脚本担当の足立和久さん(36)=豊田市平芝町=に闘病体験を伝え、台本を作ってもらった。役者は公募し、骨髄バンクについての勉強会で、理解を深めてもらった。

 劇は、2人の白血病患者の少女が励まし合いながら、骨髄移植のドナーを探す物語。2人とも闘病時の榊原さんがモデルで、無菌病棟で克服を祈ったり、骨髄提供者に感謝の手紙をしたためたりするシーンも実話に基づく。

 骨髄提供を受けた患者の感謝の気持ちを描くのが狙いだが、同時に白血病発病者の半数が死去する現実も描いた。「病気克服の明るい面だけでなく、亡くなる人がいるという現実も伝え、病気やドナーを正しく知ってもらうことにつながれば」と榊原さんは話す。

 上演は名古屋市東区の東文化小劇場で、午後5時から。入場料1000円。残りわずかで要予約。【問】支援する会=052(712)0457

自らの体験を基にした劇で骨髄移植への理解を深めてもらおうと、練習に励む榊原さん=豊田市梅坪町の梅坪台交流館で
自らの体験を基にした劇で骨髄移植への理解を深めてもらおうと、練習に励む榊原さん=豊田市梅坪町の梅坪台交流館で

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