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【愛知】在宅療養 看護師らが支援

2015/09/09

有志団体「キャンナス岡崎」あす発足

 在宅での看護や介護を支援するボランティアナースの会「キャンナス岡崎」が10日、岡崎市で発足する。設立メンバーは、市内で訪問看護に携わる看護師3人。病気や障害がある人が住み慣れた家で自分らしく過ごすために、地域全体で在宅療養を支えようと、看護師以外の協力も呼び掛ける。 (森田真奈子)

 キャンナスは、所属する看護師が患者宅に訪問し、看護や介護を手伝う全国的な組織。1997年に神奈川県藤沢市で設立され、現在は全国約80カ所に支部がある。

 介護保険や医療保険を使う訪問看護では、訪問可能な回数や時間に制約があるため、夜間の訪問など制度ではカバーできない在宅ケアを、1時間当たり1200円から3000円程度の利用協力料を得て有償ボランティア形式で補う。

 キャンナス岡崎の発起人はいずれも、岡崎市滝町の訪問看護ステーションで働く鈴木扇帆(みほ)さん(37)、浅川里美さん(53)、深沢美津江さん(40)。

 代表の鈴木さんは、病院や介護施設に勤める中で「自宅に帰りたい」という入院患者や、「介護に疲れ家族を殺しそうになった」という患者家族の声を聞いて訪問看護に関心を深め、自宅の一角に7月、ステーションを開設した。

 浅川さんは10年以上にわたって訪問看護に携わり、終末期の患者を担当した経験から、いつ亡くなるか分からない患者を前にしても訪問時間を延長できない制度に疑問を持っていた。ステーションで働き始めて間もなく、鈴木さんからキャンナスの話を聞き、岡崎に支部をつくろうと決意した。

 キャンナスの原点は「介護に疲れた家族を休ませてあげたい」という思い。鈴木さんは「特別な資格がなくても、食事や掃除の手助けなど誰でも協力できる」とし、キャンナス岡崎を「看護師だけでなく、学生から退職後の人まで地域全体で助けるような団体にしたい」と話す。

 看護師の免許を持ちながら仕事には就いていない潜在ナースの参加も期待する。

 発足式は10日午後2時から、岡崎市西蔵前町の市北部地域交流センター・なごみんで。キャンナス本部(藤沢市)代表の菅原由美さんとの懇親会も開く。

 鈴木さんは「介護で困っていることなど、気軽に相談にきてほしい」と呼び掛ける。キャンナス岡崎=090(8153)7972

【訪問看護】 訪問看護ステーションの看護師などが定期的に患者の家を訪問し、健康状態の観察や、在宅療養のアドバイス、みとりなどをすること。介護の必要な高齢者や通院が困難な患者、精神疾患の患者などが自宅での療養を望む場合に、医療保険や介護保険を使って利用できる。訪問看護師は医師の指示があれば、点滴や注射などの医療行為を患者宅で行うことができる。

キャンナス岡崎を設立する(右から)浅川里美さん、鈴木扇帆さん、深沢美津江さん=岡崎市滝町で
キャンナス岡崎を設立する(右から)浅川里美さん、鈴木扇帆さん、深沢美津江さん=岡崎市滝町で

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