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【愛知】感染者対応で特殊手当 名古屋市市立病院従事者らに
2020/05/09
名古屋市が、新型コロナウイルス感染者の治療に当たった市立病院の医療従事者や搬送した救急隊員らに、日額3000円から4000円の特殊勤務手当を支給することが、関係者への取材で分かった。日々の業務の中で感染のリスクにさらされながらも、市民の安全を守るために仕事に当たる市職員に報いる狙いがある。
対象となるのは、東部医療センター(千種区)、名古屋市立大病院(瑞穂区)で感染者の診察や検査をした医師や看護師、放射線技師らと、感染の疑いのある人を救急搬送した消防士、PCR検査をしている市衛生研究所(守山区)の職員ら計百数十人。
このうち、市内で初めて感染確認された男性が救急搬送された2月13日までさかのぼり、以降8月末まで新型コロナ関連業務に従事した人に日割りで支払う。
支給額は原則3000円で、感染者の体に触れる仕事がある場合は1000円上乗せして四千円とする。
新型コロナの医療現場を巡っては、業務の過酷さだけでなく、関わった看護師の子どもが保育園登園を拒否されるなどの風評被害が報告されているとして、県看護連盟が市に危険手当の支給を要望していた。 (水越直哉)
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