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【愛知】病院訪問教育を漫画本に 名古屋の棚園さん29日出版

2019/03/18

 入院中の小中学生に教師を派遣する病院訪問教育。県内の訪問教師の苦悩や喜びを描いた漫画「マジスター~見崎先生の病院訪問授業~」が29日、単行本で出版される。描いているのは、名古屋市在住の漫画家棚園正一さん(36)。自らの不登校経験を描いた漫画「学校へ行けない僕と9人の先生」から5年ぶりの単行本だ。

 「マジスター」は、昨年5月と今年1、2月に小学館「ビッグコミックスペリオール」に不定期連載された。棚園さんは前作が出た直後から「学校に行けずに病院で学ぶ子どもたちを描きたい」と考え、構想を温めた。その中で、病院訪問教育を描いた小説「15メートルの通学路」と出合った。その作者で、病院訪問教育の現職教諭山本純士さん(63)が原作を担当している。

 交通事故で脚を失った野球少年、脳腫瘍で小学校に一度も通えず、病院訪問教育を受けて他界した少女…過酷な運命に直面する子どもたちに、どう接したらいいか戸惑いながら前に進もうとする若手教師。ベテラン教師の見崎が冷静だが温かい目で見守る。

 棚園さんは、現実感を高めようと、訪問教育を何度も取材した。出版社12社に売り込み、連載がかなった。棚園さんは「子どもたちや、子どもたちに向き合う先生が一生懸命に生きている姿を漫画で伝えたかった」と話す。

 「マジスター」はラテン語で「教師」の意。病院訪問教育は、長期入院する小中学生に教師を派遣する制度。愛知県は全国でも積極的に制度を運用する県として知られている。

 (佐橋大)

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