中日新聞 CHUNICHI WEB

医療・看護・介護・福祉系の学校を目指す方・高校生の進学情報

無料会員登録

  • トップ
  • 学校情報
  • オープンキャンパス
  • 進学ガイダンス

中日新聞 進学・医療・福祉NEWS

【三重】苦学生応援したい 三重大医学部に1000万円寄付

2014/10/22

津の馬場さん夫妻

 津市広明町の元高校教諭馬場猛さん(69)、幸子さん(69)夫妻が「医学生に役立てて」と、三重大医学部に1000万円を寄付した。奨学金やアルバイトに頼りながら、経済的に苦労している医学生の支援に活用する。 (滝田健司)

 ◇ ◇ ◇

 馬場さん夫妻はともに三重大教育学部の卒業生。昨年春、猛さんが肝臓の病気で三重大病院に入院し、医学生たちの苦しい生活実態を知ったのが寄付のきっかけになった。猛さんは若い男性看護師から「学生のころはお金がなくて、親に400万円を借りた。自分だけではなく、周囲もアルバイトで学費を稼いでいた」と聞いた。通院時にも、近くの食堂でアルバイトをして学費を稼ぐ、医学部の男子学生の姿を見たという。

 猛さんは「経済的に困っていると、医者になる志があっても断念してしまうのでは」と心配し、貯金の1000万円を寄付することに決めた。

 幸子さんも「大変だという話を直接うかがい、自分たちが少しでも何かできないかと思った」と話す。

 21日に三重大で感謝状の贈呈式があった。内田淳正学長は「医学部には優秀でも裕福ではなく、奨学金をもらう学生が多い。十分な勉学の支援ができて、ありがたい」と感謝した。

 三重大医学部によると、医師を目指す医学科の場合、6年間で約320万円の学費がかかる。

内田学長(右)から寄付への感謝状を受けた馬場さん夫妻

内田学長(右)から寄付への感謝状を受けた馬場さん夫妻

最近の中日新聞進学・医療・福祉NEWSバックナンバー