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【愛知】がんセンター 保育所開所 県、看護師離職防止図る

2014/04/18

 労働時間が不規則な看護師らの子育てを支援するため、県がんセンター中央病院(名古屋市千種区)に、院内保育所「キッズルーム バンビ」が開所した。看護師の確保が課題になる中、働きやすい環境を整えることで離職防止や人材確保につなげる。17日には男女共同参画問題を担当する吉本明子副知事が保育所を視察した。(河郷丈史)

 保育所は今月1日に設置された。保育施設の運営やベビーシッターの派遣を手掛ける「トットメイト」(名古屋市東区)に運営を委託。がんセンターの研究所北館1階にあった医療情報管理の作業室を別の場所に移して100平方メートルを確保し、2つの保育室や子ども用トイレ、調乳室、調理室などを備える。

 定員は25人で、生後6カ月から3歳の乳幼児を受け入れる。スタート時の保育時間は月-土曜が午前7時半~午後7時で、夜間保育は金曜の午後4時~翌日午前9時半。一時預かりも受け入れる。

 開所から間もないこともあり、受け入れているのは現在、1歳5カ月の女児1人。だが、同病院では、本年度中に20人の看護師が育児休業から復帰するため、受け入れは増える見込みだ。

 保育士は現在2人で、今後は利用者数に応じて増員し、夜間保育の時間も拡充させる。

 県病院事業庁によると、がんセンター中央病院を含めた4つの県立病院では昨年度、計75人の看護師が退職し、離職率は7・6%。結婚や出産をきっかけに退職するケースも少なくないという。

 院内保育所に長女を預けているがんセンター中央病院の看護師平道(ひらみち)愛さん(34)=同市千種区=は今月、育児休業から職場に復帰した。以前は瀬戸市から通い、同市内の保育園に長男を預けていたが、体調を崩してもなかなか駆け付けられなかったため、3年前に名古屋に引っ越した。

 平道さんは「幼い子は病気に掛かりやすいので心配だけど、今は何かあれば駆け付けられる。安心して仕事ができます」と話した。

 吉本副知事は「看護師の勤務は不規則で夜勤も多い。仕事と子育てを両立できるように労働環境を良くしていきたい」と話した。

院内保育所を視察する吉本明子副知事(右)=名古屋市千種区の県がんセンターで

院内保育所を視察する吉本明子副知事(右)=名古屋市千種区の県がんセンターで

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