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【三重】四日市病院に救急救命士派遣 WSの本格運用開始 市消防本部

2014/04/11

 四日市市消防本部が市立四日市病院に救急救命士を派遣し、技術の向上を図る「救急ワークステーション(WS)」の本格運用が始まった。本格運用は県内で初めて。救急救命士が3人ずつ交代で駐在して研修を積むとともに、医師らと“顔の見える関係”を築く。(山口登史)

 市消防本部の救急隊員220人のうち救急救命士の資格を持つのは64人。点滴を打ったり、心肺停止状態の患者に器具を使って気道の確保をしたりできる。2012年の救急出動は1万4,088件。このうち268件が現場到着時に心肺停止状態だった。こうした患者の搬送経験は救急救命士によってばらつきがあり、WSで全体の底上げを図る。

 救急救命士3人が平日の午前8時半~午後5時15分に救命救急センター(ER)に常駐。幹部らを除く54人が対象で、2週間で交代する。

 搬送された患者に対する医師の診察、エックス線や心電図の検査などに同席。点滴や気道確保は医師の指示の下で施す。要請があれば病院から救急出動もする。

 医師や看護師の手の空いた時間には、救急救命士が過去に搬送した患者への処置について意見交換もする。

 1日からWSに参加している北消防署救急係長の竹内洋司さん(41)は「処置に不安を抱える救急救命士も多い。良い見本がすぐ近くにいるので勉強になる」と話す。ERセンター長の市原薫診療部長も「顔が分かれば、救急搬送時に具体的な指示も出しやすい」と歓迎する。

 県内では亀山市が近く本格運用を始めるほか、伊勢市が試行を始める。

市原診療部長とともに過去の搬送について検証する竹内さん(後列右)ら救急救命士=四日市市の市立四日市病院

市原診療部長とともに過去の搬送について検証する竹内さん(後列右)ら救急救命士=四日市市の市立四日市病院

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