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【社会】C型肝炎飲むワクチン 神戸大、マウスで効果ビフィズス菌活用

2014/03/21

 神戸大は日、口から飲むC型肝炎の治療ワクチンを、大学院医学研究科感染症センターの堀田博教授らのグループが開発したと発表した。

 ビフィズス菌を利用して作製した。マウスに口から投与し、C型肝炎ウイルスを攻撃する免疫細胞が作られるのを確認。2年後に人での臨床試験、7年後の実用化を目指す。グループは、実際に患者が使用できるようになれば、C型肝炎の初めての治療ワクチンになる、としている。

 医薬品会社「森下仁丹」(大阪市)が開発した微小カプセルで包んで製品化を検討しており、消化されずに胃を通過して腸の粘膜に届けば高い免疫効果が望めるという。

 白川利朗准教授は「安く大量生産でき、口から飲めるので患者の負担が少ない。従来の治療法と合わせれば短い期間で治療できる」と話す。

 研究には石川県立大も参加。グループは、C型肝炎ウイルス特有のタンパク質を、ビフィズス菌の表面に作る技術を使ってワクチンを作製。

 マウスに1日おきに4週間、口から管を通して投与すると、C型肝炎ウイルス特有のタンパク質に反応する免疫細胞のリンパ球が作り出された。

 C型肝炎はインターフェロンを注射する治療が一般的だが、期間が長く高額だという。

 成果は近く海外のワクチン専門誌電子版に掲載される。

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