2010/01/15
県は14日、県内企業を対象にした昨年末の冬のボーナス妥結状況を発表した。平均妥結額は前年比19・2%減の69万7565円で、1964(昭和39)年の調査開始以来、最大の下げ幅だった。
世界金融危機の影響をもろに受けた一昨年に続き2年連続の減少。バブル経済崩壊直後の90年の水準まで落ち込んだ。
産業別では、景気の影響を受けにくい電気・ガスなどが最も高く、82万7247円。デフレで収益悪化に苦しむ宿泊・飲食業などは38万1074円と最も低かった。
製造業では、自動車など輸送用機械などが79万8817円。厳しい経営環境を反映し、調査企業の中にはボーナスの支給を見送った社もあったという。
県の担当者は「主力の製造業の落ち込みが大きく、全体の妥結額を引っ張る要因になった」と分析している。
調査は県内の民間企業446社を対象に実施、301社から回答があった。
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