2010/01/10
今春卒業予定の県内高校生の就職内定率(昨年11月末現在)は73・4%で、前年同期を7・7ポイント下回っていることが、長野労働局の調査で分かった。統計がある1992年度以降、同時期としては過去最低。求人倍率も0・99倍で初めて1倍を割り込んだ。
同労働局によると、求職者は2464人。進学などの理由で就職希望を取り下げた人が多く、昨年7月末から500人余り減った。一方、求人数は2443人で600人余り増えたものの、求人倍率が1倍に届かない状況が続いている。
地域別の求人倍率は、中信が最も低く0・73倍(前年同期比0・25ポイント減)。東信0・81倍(同0・47ポイント減)、南信1・00倍(同0・54ポイント減)で、北信が1・34倍(同0・22ポイント減)となっている。
同労働局の担当者は「年度末までに求人が大幅に増えるとは考えにくい」と分析。「各企業は優秀な人材が多く残っていると考えてほしい」と話し、積極的な採用を呼びかけている。
(大平樹)
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