2009/12/30
失業者の不安に対応する緊急相談が29日、岐阜市五坪のハローワーク岐阜などで2日間の日程で始まり、多くの人が相談に訪れた。
失業率の悪化などの深刻な経済不況の影響を受け昨年に続き、岐阜労働局などが仕事納め後も開設した。
ハローワーク岐阜では、職員ら16人が職業相談などに応じた。初日は約350人が訪れ、就職先や失業手当の申請手続き方法などを尋ねた。
10月に経営していた会社を廃業し、求職中の女性(50)は「平日はいつも込んでいてなかなかじっくりと相談できない。こういう時期に窓口を開設してくれるのはありがたい」と話した。
岐阜市は、生活福祉課の3人が出勤し、生活保護の相談や申請手続きに今年初めて対応した。この日は7人が相談に訪れ、職員は生活保護申請の手続きなどに応じた。このうち4人は所持金や住宅がなく、すぐに居所を提供する必要があると判断し、市内の安い宿泊施設を紹介した。
相談は30日も続けられ、ハローワーク岐阜をはじめ、ジョブライフぎふ(岐阜市橋本町のアクティブG2階)、県人材チャレンジセンター(同市薮田南の県シンクタンク庁舎内)、岐阜市役所などで受けつける。
(松山祥子)
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