2009/12/26
福井労働局は25日、11月の県内有効求人倍率が0・64倍となり、2カ月連続で全国トップと発表した。10月より0・01ポイント改善したが「有効求人倍率は依然低水準で景気、雇用とも厳しい状況」と評価している。
有効求人数は35カ月連続減少となる1万281人で、有効求職者数は15カ月連続上昇の1万5179人。景気回復と判断できない理由として、雇用調整助成金の受理件数を挙げ「件数は高止まりで、12月も減少しない見込み」と予測する。
大企業向けの雇用調整助成金は10月より3件増えて23件(対象者3439人)、中小企業向けの中小企業緊急雇用安定助成金は25件減り、1138件(同1万7884人)。
地域別(ハローワーク所在地)の有効求人倍率は武生0・46倍、三国0・52倍、福井0・70倍、大野0・86倍、敦賀1・05倍、小浜1・11倍だった。
同局とハローワーク福井は29、30の両日、午前10時から午後5時まで、福井市大手3の福井ハローワークプラザで職業相談に応じる。
県が9月から独自調査している完全失業率は3・3%で、2カ月連続で減少した。
(谷悠己、川本光憲)
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