2009/12/25
東海3県の11月の有効求人倍率は愛知が悪化、岐阜と三重は改善と明暗が分かれたが、いずれも厳しい情勢に変わりはない。
愛知県は前月を0・01ポイント下回る0・51倍で、4カ月ぶりの悪化となった。製造業を中心に、先行きの不透明感や設備投資の抑制により求人数が減った。県は「極端に下がっているわけではなく、横ばいという認識だ。輸送用機械が本格的に持ち直さないと大きな上昇は見込めない」と説明する。
岐阜県は0・03ポイント上昇して0・53倍となり、3カ月連続で前月を上回った。ただ、製造業の新規求人などは減少が続き、岐阜労働局は「厳しい雇用情勢は変わらず、まだ回復に至っていない」と分析する。三重県は前月より0・02ポイント改善して0・45倍。4カ月連続の上昇となった。県の緊急雇用や郵便局の求人が増える一方で、外国人が帰国するなどして求職者が減った。県は「製造業の求人が増えていないのでまだまだ厳しく、対策が必要」と話す。
(中日新聞)
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