2009/11/29
福井労働局は、10月の雇用調整助成金の受理件数を発表した。前月に比べて大企業向けは微減、中小・零細企業向けは微増。同局は「申請は11月も減っておらず、高止まりの状態にある。今後も、中小企業の資金難は続く」と分析している。
それによると、大企業向けの「雇用調整助成金」は9月に比べて2件減り20事業所で、2958人が対象。中小・零細企業向けの「中小企業緊急雇用安定助成金」は7件増えて1163事業所で、1万8373人が対象となった。
今年6月以降の推移を見ると、雇用調整助成金は月に20件以上、中小企業緊急雇用安定助成金は1000件以上の高いレベルで、各事業所の申請が受理されている。
内定状況については、来年3月卒業予定の県内の大学生の就職内定率は67・5%で、前年同期に比べて12・6ポイント減少した。
求職者数は1444人で、求人数は2万9217人となっているが、学生側の思いと、雇用側の思いが一致していないという側面もある。この時期の内定率が60%台に低迷しているは6年ぶり。
高校生の内定率は76・0%で、前年同期に比べて5・5ポイント低下。求職者数は1373人に対して、求人数は1607人だった。
(川本光憲)
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