2009/11/28
三重労働局が27日発表した県内の求職者1人に対する求人数を示す10月の有効求人倍率(季節調整値)は0・43倍と前月を0・01ポイント上回り、3カ月連続で改善した。
全国の有効求人倍率は0・44倍で、都道府県別で三重は23番目の水準。新規求人倍率は前月比0・02ポイント増の0・76倍で、2カ月ぶりに上昇した。
地域別の有効求人倍率で、最高は尾鷲の0・67倍。津0・58倍、松阪0・5倍、伊勢0・49倍、熊野0・48倍、4日市0・44倍、桑名0・41倍、鈴鹿0・35倍、伊賀0・32倍と続く。熊野だけが前月より0・02ポイント悪化。松阪と伊賀は横ばいで、残る6地域は0・01~0・05ポイント改善した。
全体のパートタイムを含む新規求人数は7746人で、前年同月と比べて26・6%減少。ただ、急激に落ち込んでいた製造業を中心に減り幅は縮まっており、全体の求人数は1万8552人と、前月より250人余り増えた。一方、新規求職者数は9028人で、前年同月より18・1%増加。前月比では減少傾向にあるが、全体の求職者数は4万1592人と、依然として求人数を2万3000人余り上回っている。
また、昨年10月からことし12月末までに職を失ったり、失う見通しの非正規労働者は今月18日現在で8981人。前月の調査より73人増え、都道府県別で5番目に多くなっている。
(平井一敏)
転職・求人情報検索(名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県)はトップから