2009/10/27
就農や農業関係の就職、進学を目指す砺波地方の高校生が二十六日から二日間、農作業の体験学習に取り組んでいる。初日は地元の農家などで作業を手伝い、農業の楽しさと難しさに触れた。
農業の担い手を育てようと、県砺波農林振興センターなどが毎年開催。南砺総合高校福野高校(南砺市)小矢部園芸高校(小矢部市)中央農業高校(富山市)の一、二年生十五人が参加し、砺波、南砺両市の農家や法人五カ所でそれぞれ農作業を体験した。
南砺市土生新の干し柿農家、仲筋英生さん(63)方では、男子生徒二人が“弟子入り”。農家の経営状況について話を聞き、柿畑で収穫を体験した後、作業場で実の皮むきに挑戦した。
機械で実を回しながら皮むき器をあてる、単純ながらも慣れが必要な作業。小矢部園芸高二年柄崎平裕さんは「最初は所々に皮が残ってしまったが、何とかできるようになった」と話していた。
二十七日は、体験で学んだ内容を発表するほか、就農説明会にも参加する。 (河郷丈史)
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