2009/10/01
福祉現場で働く意欲のある在日外国人を応援しようと、介護補助員を養成するための日本語教室が29日夜、焼津市の静岡福祉大で始まった。来年2月まで計34回開催する予定で、介護に必要な専門用語や実技を学んでいく。
不況が長引く中、重労働の割に賃金が安めの介護現場では、慢性的な人手不足に悩む。一方で、働き先として福祉施設などを希望する在日外国人も多いことから、同市多文化共生課と同大が同教室を企画した。
生徒は、フィリピン、ブラジル、ペルー、ルーマニア、コロンビアの5カ国の国籍を持つ男女19人で、年齢は30~50代。初回の教室では、自己紹介の後、「おはようございます」「こんにちわ」「おやすみなさい」など、基本的なあいさつを、真剣に練習した。
教室では今後、お年寄りらに接することを想定し、敬語を特訓。体をふくための用語「清拭(せいしき)」など、難しい介護の専門用語も覚え、介護補助員を目指す。終盤では、老人施設での実習もある。
(高橋健一)
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