2009/09/30
県建築組合大津支部の職人が29日、大津市の保育園7カ所と児童クラブ3カ所を訪れ、園児らの前で机などの備品を作って寄贈した。地域住民と住まいの問題について考える「住宅デー」の取り組みとして、子どもたちに大工さんの技術を見てもらおうと同組合の職人や配管工らがボランティアで作業した。
朝日が丘保育園では、職人5人が木製のままごと台や一輪車台など6点を製作。大工の石黒稔和さん(67)は「子どもたちに普段は間近で見られない仕事を見てほしい」と腕を振るった。
備品が完成すると、園児たちは「うちの父ちゃんでは作れない」「大きくなったら大工さんになりたい」と喜んだ。原田紀子園長は「大工さんが目の前で作る様子を見ることで、大切に使おうと考えてほしい」と話した。
(滝田健司)
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