2009/09/18
知多半島の民間非営利団体(NPO)や行政機関などが連携し、半田市内の若者の就労を支える「市若者就労支援ネットワーク」が動きだした。それぞれが取り組んできた各機関の対策を結びつけ、国の委託を受けて知多半島での就職支援を続けるNPO「ちた地域若者サポートステーション(サポステ)」に窓口を一本化した。
若者一人一人の就労を団結してバックアップする同ネットワークに加わったのは、市やサポステのほか、半田公共職業安定所(ハローワーク)、市社会福祉協議会、半田商工会議所、半田保健所、知多県民センター。これまでそれぞれにあった窓口を原則1つにすることで、利便性が高まる。
ネットワークの流れは、まずサポステが窓口となって利用者に個別面談や現状診断テストを実施、健康に不安のある人、職業適性が明確な人など5つのレベルに分ける。その後、商工会議所で就業体験、ハローワークで職業紹介など個人にあった機関に振り分けて支援態勢をとり、若者が職に就くのに役立ててもらう。対象は、就職していない市内の15~39歳。
サポステのPR用キャラクターには「就職専隊チタハン10(ちたはんとう)」を採用。窓口に来た若者に渡す会員証などに、胴体部分が「山車」をデザインし「半田市」をイメージさせるキャラクター「ダシブラウン」をあしらい、親しみやすさを取り入れる。
事務局の市商工観光課の森昭二課長は「半田市の若者の力になれるよう取り組みたい。半田市以外の地域にも広がった時は『チタハン10』のキャラクター全員にも登場してもらいたい」と話す。
(問)市商工観光課=電0569(21)3111
(村井麻那)
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