2009/09/16
来春卒業予定の県内の高校生に対する7月末現在の求人倍率は0・78倍と前年同期を0・7ポイント下回ったことが三重労働局のまとめで分かった。この時期の求人倍率としては0・51倍だった2002年以来の低水準。景気悪化が高校生の就職活動も直撃している。
就職を希望している高校生は4107人(男子2371人、女子1736人)で前年同時期より1割減少。企業からの求人数は5割余りも減って3205人にとどまった。
地域別の求人倍率は桑名の1・23倍が最高で、鈴鹿の1・01倍が続く。そのほかは1倍を下回り、津0・91倍、伊賀0・85倍、松阪0・76倍、四日市0・69倍、伊勢0・56倍。尾鷲は0・21倍、熊野は0・06倍と、企業の少ない東紀州は特に厳しい状況となっている。
高校生の採用選考は今月16日に解禁されるが、職業安定課は「景気の先行きが見えず、採用計画が立てられない企業が多い」と指摘。「求人開拓や就職面接会の開催などの支援策に力を入れていく」としている。
(平井一敏)
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