2009/09/08
厳しい雇用情勢が続く中、離職者や非正規で働く人たちの職探しに役立てようと、岐阜労働局は7日、可児市下恵土の市総合会館分室に「キャリアアップハローワーク可児」を開設した。
製造業とともに在住外国人の多い可児、美濃加茂一帯は県内でも非正規労働に従事する人が多い地域。交通の便もいいことから、同会館にある可児パートバンクと併設した。臨時で19人の相談員を配置。求職情報などを検索するパソコン10台を入れた。
この日はオープン前に十数人が列を作り、終日職を求める人たちが出入りし、相談件数は100件を超えた。先月から求職中の土岐市の男性(39)は「製造業を当たっているが、自分に合った求人はなかなかない」。求人情報を眺めていた可児市の男性(61)は会社を定年後、延長雇用されず半年近く職を探している。「職業訓練を申し込んだが、3回落ちた。若い人たちで職がないのだから年寄りはもっと大変。半ばあきらめの気持ち」と話した。
統括職業指導官の水端盛仁さんは「4月ごろは多治見のハローワークで4、5時間待ちもあった。景気回復といっても雇用は好転していない。国の力を借りないと大変」と話していた。業務は平日午前9~午後7時、土曜日は午前10~午後5時。日曜祝日は休み。問い合わせは、キャリアアップハローワーク可児=電0574(60)5585=へ。
(島将之)
転職・求人情報検索(名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県)はトップから