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【滋賀】「人を稼いで、人を残す」 餃子の王将社長が講演

2009/09/06

 県内22のロータリークラブが集う「インターシティミーティング」が5日、大津市の大津プリンスホテルで開かれ、会社経営者など600人が交流を深めた。

 王将フードサービス(京都市)の大東隆行社長が基調講演。「人を稼いで、人を残す」をテーマに、10年前、社長に就任して以来の経営理念をユーモアたっぷりに話した。

 大東さんは「1人でやろうと思っても絶対にできない。手となり足となる部下が育って、初めて末端まで行き届いた経営ができる」と先代社長から引き継いだ考え方を披露。「手づくり感が『餃子(ギョーザ)の王将』の良さ。上に立つ人間を徹底的に教育することで、下の者にも王将の根が張ってきた」と話し、2006年に大証1部上場を果たした実績を説明した。

 会場からは食品偽装の問題や人材発掘の方法について質問があり、「責任のある経営を行い、従業員1人1人のレベルを上げることで、より多くのお客さんに認めてもらえる」と答えていた。

 (曽布川剛)

王将の経営について講演する大東社長=大津市におの浜の大津プリンスホテルで
王将の経営について講演する大東社長=大津市におの浜の大津プリンスホテルで