2009/08/29
まったく同じ仕事をしながら性別による不当な賃金差別を受けたとして、愛知県岡崎市の日系ブラジル人女性労働者3人が、浜松市南区の人材派遣会社トゥエンティファーストに対し、賃金の差額など約1630万円の損害賠償を求める訴えを、名古屋地裁岡崎支部に起こした。
訴状などによると、3人はトヨタ系部品会社アンデン(同県安城市)の岡崎工場内で、ト社が請け負った自動料金収受システム(ETC)車載器の部品などを製造するラインで6~9年間勤務し、2008年12月~09年5月に退社した。時給は1000~1050円だったが、同じ仕事をしていた原告の夫ら男性の時給は1300円前後で、明確な差別があったと主張している。
原告訴訟代理人の荒川和美弁護士は「外国人が立ち上がったことは珍しく、意義がある」と話した。
ト社は「代表者がいないので答えられない」としている。
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