県がまとめた県内民間企業の今夏の一時金（ボーナス）妥結状況によると、平均妥結額は前年より２０万３９２８円減り、９年前の水準とほぼ同じ７１万２０６２円だった。

　１９６３年の調査開始以来、最大の下げ幅となった。

　労働組合のある企業から抽出した４４６社を対象に調査し、回答のあった３１１社分を集計した。

　産業別では、製造業の減少が最も著しく、２３万３６５２円（２４・２％）の減。中でも「電子部品・デバイス・電子回路」の減少率が５４・９％となるなど、自動車関連企業の苦境が目立つ。

　平均妥結額の最高は「電気・ガス・熱供給・水道業」の８０万９０１０円、最低は「宿泊業、飲食サービス業」の４１万２８９５円だった。