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【富山】農の楽しさ プロが説明 県内3カ所で体感ツアー

2009/08/21

 就農に関心のある人を対象にした「とやま就農体感ツアー」が二十日、高岡市などであり、約四十人が農業の現場を見学した。

 県農林水産公社の主催。参加者はこの日、高岡、砺波、南砺各市の農事組合法人三カ所を訪問。高岡市今泉の北陸営農組合ではモモの農園を見学した。同組合の大矢朋哉さん(30)が栽培の流れ、木の剪定(せんてい)など日常管理の方法を説明した。

 大矢さんは「仕事を覚えるのが大変だったが、手塩にかけたものが育つとうれしい」とやりがいを話した。

 六月に高岡市内の会社を解雇されたという同市野村、無職川端一則さん(55)は「兼業で果実の栽培を少ししていたが、本業でやっている人の話が聞けて参考になった」と満足していた。

 砺波市頼成の頼成営農組合、南砺市上川崎のサカタニ農産も見学した。 (佐久間博康)