2009/07/31
東海地方でも6月の有効求人倍率は軒並み過去最低を記録した。
愛知県は0・47倍で、前月を0・02ポイント下回って過去最低。下落は昨年6月から13カ月連続。全国順位は前月の13位から、15位に下がった。ただ、下げ幅は前月の0・03ポイントから0・01ポイント改善し、厚生労働省愛知労働局は「減少が鈍化し、底がみえてきた印象」とみている。
一方、昨年10月から今年9月までに愛知県内で失業したか、失業見込みの非正規労働者は都道府県別で全国最多の3万8733人。7月の見込みは1375人と一時期に比べて落ち着きをみせており、同局は「当初計画より、実際の人員削減数を減らす企業も出始めている」としている。
三重県も過去最悪の0・39倍。主要産業である自動車関連や電子部品・デバイス、電気機械器具などの求人数が大きく落ち込んでいる。全体の求職者数は4万6500人で、求人数を3万人余り上回る。昨年10月からことし9月までに職を失ったり、失う見通しの非正規労働者は7月21日現在で、8667人。都道府県別で4番目に多い。
岐阜県は0・44倍で前月より0・01ポイント悪化し、5カ月連続で過去最低を更新した。新規求人数が前月比14・8%増と大幅に増えたが、求職者数も増加し、相殺された。岐阜労働局は「求人数の増加で、流れが変わるポイントに来たと期待したい」としている。
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