2009/07/23
飯田市の浜井場小学校の5年生37人が、同市上村と南信濃の遠山郷を訪れて伝統文化や自然とふれあう体験学習が、21日から始まった。
同校は文部科学省の「農山漁村におけるふるさと生活体験事業」推進校に指定され、昨年に続いて5年生が遠山郷で体験活動をしている。今回の体験学習は今年2回目で、上村の下栗地区の民家にホームステイして、地区の暮らしを体験する。
この日はまず、下栗総合交流会館で、ホームステイ先の11軒の受け入れ家庭と対面。3、4人ごとにそれぞれの家庭に行き、農作業や夕飯の調理などを通して、住民と交流を深めた。
3人の女子を受け入れた山崎はなさん(73)は、まず「おばあちゃんと呼んでね」と話しかけるなど、和やかな雰囲気。特産の下栗いもの収穫を体験するなどして交流した。
訪れた3人は下栗地区の急斜面の畑に「こんなに急だとは思わなかった」「いもを落とすと転がっていっちゃう」と驚きながらも、足を踏ん張って次々にいもを収穫。「おばあちゃんといろいろ話をして、仲良くなって帰りたい」と話した。
児童らは、22日には南信濃地区の旧木沢学校で、地元の和田小、上村小の5年生と五平もちを作るなどして交流する。
(海老名徳馬)
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