中日新聞CHUNICHI WEB

就職・転職ニュース

  • 無料会員登録
  • マイページ

【経済】中国、4~6月期7・9%成長 大規模刺激策で上昇

2009/07/16

【北京16日共同】中国国家統計局は16日、今年4~6月期の国内総生産(GDP)実質成長率(速報値)が前年同期比7・9%増だったと発表した。

 公共事業をはじめとする大規模な景気刺激策が功を奏し、1~3月期(6・1%増)から上昇。世界的な金融危機からいち早く抜け出してきたことを示した。上半期(1~6月)では7・1%増となり、政府が年間目標とする8%成長の達成が視野に入ったとの見方もある。

 中国は昨年4~6月期まで好調な輸出や投資に支えられて10%以上の高成長を続けていたが、同年7~9月期に9・0%と10%を割り込んだ。同年10~12月期と今年1~3月期は6%台に一段と減速していた。

 中国では、金融緩和により銀行貸し出しが急増。株式や不動産市場に大量の資金が流入し、一部でバブル的な現象も起きている。

 景気刺激策で鉄道や道路建設などインフラ整備が活発に行われ上半期の固定資産投資は33・5%増となり、個人消費の指標となる小売総額は15・0%増だった。