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【社会】「月の影」画像を気象庁HPで生中継 46年ぶりの皆既日食

2009/07/15

 22日に日本では46年ぶりに観測できる皆既日食や、全国で見られる部分日食によって地球上にできる「月の影」を見てもらおうと、気象庁は当日、気象衛星「ひまわり」で観測した画像を同庁のホームページ(HP)で公開する。

 同庁が、日食による月の影の衛星画像を、ほぼリアルタイムでHPに公開するのは初めて。

 ひまわりは地球の雲の状態を観測。衛星画像は、雲のある場所は白く映るが、日食が起こっている地域は、太陽光が月に遮られて地表に届かないため、周りに比べて黒く円形の影状になる。

 22日は、午前9時から午後3時まで15分ごとに撮影した北半球の衛星画像を順次HPに掲載。通常の衛星画像に加え、影が分かりやすいよう海や陸からの光の反射を強調し、影の部分をより鮮明にした画像も表示する。

 気象庁の担当者は「宇宙からの画像で天文ショーを楽しんでもらい、日食の科学的な理解の手助けになればうれしい」と話している。