2009/06/11
県は高校生に介護職場を体験してもらう事業に乗りだす。将来も求人が増え続けることが確実な介護という就職先を知ってもらうことで、進路選択の参考にしてもらう。
経済危機で県内経済を支える製造業の求人が急減する中、介護職場は人手不足が続くものの、その実態に触れる機会は少ない。現場への理解不足が、仕事が長続きしない理由の一つともいわれる。
介護関連職限定の有効求人倍率をみると、離職者の流入などで最近は低下傾向だが、4月末現在でも1倍を超えており、需要が依然高いことを示す。
県としては将来の介護人材掘り起こしを目指し、講演や体験実習を盛り込んだプログラムを作成した。県長寿福祉課は「介護職への理解を深めることで、大学や専門学校に進学する際などに、専攻の選択肢に加えてもらいたい」としている。
嶺北で8月18日に福井市の県国際交流会館、嶺南は同19日に小浜市総合福祉センターで、プログラムに基づいた講習が行われる。問い合わせは、同課=電0776(20)0333=へ。
(渥美龍太)
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