2009/05/19
長浜キヤノン(長浜市)の期間社員が、賃金や正社員登用について会社と団体交渉するため、県労働組合総連合(県労連)加盟の「滋賀一般労組長浜キヤノン支部」を結成した。期間社員だけの支部結成は県内初という。
市内で18日会見した渡辺信幸支部長は「働いても生活できない非正規雇用制度を、未来の子に残したくない。組織には組織で交渉することが必要だ」と結成理由を述べた。
十数名で4月12日に結成し同月下旬、会社側に定期昇給額(現行・時給20円)の引き上げ、減産で深夜勤務がなくなったことによる収入減の補てん、募集定員の公開など正社員登用制度の透明化を申し入れた。
同社は2007年10月-08年6月に、派遣社員約420人を直接雇用の期間社員に切り替え、現在は約470人の期間社員がいる。支部の組合員数は非公開としている。
県労連は同日、長浜キヤノンやヤンマーなどに対し請負、派遣社員や期間社員の雇用確保を求めることなど、市に7項目を要請した。
(勝間田秀樹)
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