2009/03/19
雇用情勢が悪化する中、人材不足に悩む福祉業界と求職者を引き合わせようと長浜市などが18日、緊急対策として「福祉の職場説明会」を長浜勤労者福祉会館・臨湖で開いた。求職者約100人が、湖北地方で施設を運営する社会福祉法人などと“お見合い”した。
湖北地方を中心にホームヘルパーや介護職員を募集する13の団体、事業所が参加。派遣切りにあった社会人や外国人、大学生が各ブースを回り仕事内容や待遇、後日の面接日程の説明を受けた。
ブラジルから来日した市内の元派遣工員フルカワ・ヘイナルドさん(41)は「雇用保険が4月で切れる。早く仕事を見つけたい。不況は世界同時で仕方ない。日本を離れるつもりはない」と老人介護の職に関心を示した。
2007年末まで湖北地方の機械メーカー工場で派遣工員をしていた木之本町の男性(22)は「ホームヘルパーの資格を取得した。今後は福祉の道に進みたい」と意欲を見せた。
西浅井町の特別養護老人ホームの男性職員(33)は「派遣切りに遭った方がやはり多い。福祉業界は離職率が高い。続けてもらえる人材がほしい」と話した。募集は2人だが1時間で8人が来場し、手応えを感じた様子だった。
(勝間田秀樹)
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