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【静岡】県内のブラジル人微減 『不況で帰国か』

2009/02/26

 県内の2008年末現在の外国人登録者数は10万3308人で、初めて10万人を超えた前年に続き過去最多を更新したことが、県のまとめで分かった。半面、国籍別で最多のブラジルが減少に転じており、「昨秋からの不況で、職を失った人が帰国したためではないか」(多文化共生室)と推測している。 (佐野太郎)

 県によると、外国人登録者数は前年に比べ1803人増え、記録が残る1991年以降、17年連続で増加した。増加率は1・8%。県人口に占める割合は前年比0・05ポイント増の2・72%だった。

 国籍別ではブラジルが5万1563人(前年比0・6%減)で全体の49・9%を占めた。次いで中国13・3%、フィリピン12・2%、ペルー6・4%、韓国・朝鮮6・2%など。国籍数は約120カ国だった。

 市町別にみると、上位は浜松(3万3555人)、磐田(9868人)、静岡(8654人)、掛川(5617人)、富士(5225人)で、全体の32・5%が浜松に居住している。

 市町の人口に占める割合では菊川が8・86%と最も多く、以下、湖西(8・63%)、磐田(5・71%)、御前崎と袋井(4・92%)と続いた。浜松は4・12%だった。