厳しい経済情勢により、豊田市内の製造業などの業績はさらに悪化していることが明らかになった。関範夫産業部長が答弁した。

　市は今月、市内の製造業など１９８社を対象にアンケートを実施し、１０３社から回答を得た。業績について「利益が減少した」「悪化した」という事業者は９２％で、昨年１１月の調査の７２％から、状況がさらに悪化している。

　ことし上半期の見通しも９５％の事業者が「悪化する」とみており、「好転する」と答えた事業者はなかった。

　一方、商業・サービス業３０９事業者を対象にしたアンケートでは、７１％の事業者が業績について悪化と回答。こちらも、昨年１１月の調査に比べ１６ポイント悪化した。

　農業関係でも、燃料は値下がりしたものの飼料や肥料の値段は上がったままで、経営は厳しいとしている。

　（杉山直之）