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【三重】ビジネスプラン作り 基本から 「グランプリ」向け 相可高生学ぶ

2025/07/18

 高校生が起業のアイデアを競う「高校生ビジネスプラン・グランプリ」への応募に向け、相可高校(多気町)食物調理科の1~3年生5人が14日、グランプリを主催する日本政策金融公庫が学校で開いた出前授業でビジネスプラン作りの基本を学んだ。

 出前授業は、同校で金融教育を行っている百五銀行(津市)と同公庫が連携して昨年に続いて実施。公庫職員がグランプリの概要や、ビジネスとは何かを説明。生徒がビジネスプランのアイデアを考えるための助言をした。

 同科では、調理が難しいなどの理由で市場に出回らない未利用魚の活用に力を入れている。すでに、小骨が多くて小さいアジを粉末にし、混ぜ込んだドレッシングを開発している。生徒たちはグランプリでも、未利用魚関連のビジネスプランの提案を考えている。

 3年の宇井真優さん(17)は「未利用魚の認知度向上につながり、商品価値を高めるようなアイデアを考えたい」と話した。

 グランプリは2013年度に始まり、本年度で13回目。8月20日~9月24日にビジネスプランを受け付け、書類選考で選ばれた10組が来年1月の最終審査会に進む。(木村光希)

ビジネスプラン作りについて学ぶ生徒たち=多気町の相可高で
ビジネスプラン作りについて学ぶ生徒たち=多気町の相可高で