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【愛知】「年末年始に12連休」 促進も…平日出勤率 46%

2024/03/12

県職員の休み方改革

 休み方改革の一環として、県が2023年度の年末年始に最大12連休の取得を県職員に促した取り組みで、大村秀章知事は11日、この期間の平日(12月28日、1月4、5日)の出勤率が46・4%だったと明らかにした。想定では出勤率は3割を見込んでいた。24年度は大型連休とお盆も同様に実施し、各職場で職員の半数を目安に休暇取得を促す。 (安福晋一郎)

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 県は、年末年始の休暇について通常の6日間より増やし、最大で12月28日~1月8日の取得を促進。医療や福祉、県民サービス関連の施設を除き、この間の平日の出勤率を3割程度に抑える意向を示していた。

 約半数の職員が出勤したことについて、大村知事は「しっかりと(仕事に)ケリをつけて休みたいという方が多かったのだと思う」と述べた。今後の大型連休やお盆で半数をめどとしたことには「自然体では5割くらい。休みは強制するものではないので、職場でやりくりして休む人が増えてくればいい」と語った。

 大型連休では4月30日~5月2日の平日3日間、お盆では8月13~16日の平日4日間を、「休暇奨励日」と設定。各所属で前半と後半に分けて休暇取得することを想定している。県職員へのアンケートでは、8割近くが24年度の年末年始での取り組みの継続に賛成。大型連休やお盆での実施も半数が賛成したという。

 これとは別に職員が希望する時期に、土日などを含めて5日間以上の連続休暇取得を1年に1回以上促す「あいち マイ・ウィーク・プラン」を、24年度も継続。新たに7、11月を「推進月間」にする。