2008/08/15
来月 故郷思う竹部さん企画
東京都内のベンチャー企業で働く鯖江市出身の竹部美樹さん(29)が、都市部の大学生を鯖江に招いて地域活性化のアイデアを競うコンテストを九月に開催しようと企画している。若者の感性を生かし、ふるさとを盛り上げる起爆剤にしようと夢を描いている。
竹部さんは人材育成コンサルティング会社に勤務し、社長の加藤謙介さん(27)とともに、新卒学生の採用戦略などに携わっている。加藤さんは企業が即戦力を求める中、学生が社会に出てビジネススキルを高める機会の必要性を実感。地域活性化に意欲を持つ学生は多く、やる気のある学生を募って地方で学生のリーダー能力育成を図る事業を計画した。以前から故郷の活性化策を模索していた竹部さんは、加藤さんの思いに賛同し、鯖江市での実施を提案した。
「地域活性化プランコンテスト」と題して、九月十三日から二泊三日の日程で開催し、関東・関西圏の大学生・大学院生二十五人程度を募集。学生は本山誠照寺に宿泊し、地元商店主や企業経営者らにインタビューするなどして情報を収集し、地域の課題の解決策を提案。実現可能性などを審査し、優勝者を決める。すでに東京大、京都大など全国各地の学生から応募が相次いでいるという。
加藤さんは「鯖江は魅力ある街。いろいろな可能性がある」と強調。竹部さんは「全国の意欲ある学生に鯖江を知ってもらい、街の知名度を高めたい」と期待している。 (田中宏幸)
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