登録企業倍増　１７６社に
資金調達法など伝授

　県が整備中の国内最大級のスタートアップ（新興企業）支援拠点「ステーションＡｉ（エーアイ）」の開業に先駆け、名古屋市内に昨年四月に開設された「プレステーションＡｉ」で二十四日、一周年を記念したイベントが開かれた。登録企業は、オープン時の八十五社から百七十六社まで増加。この日は、参加する起業家たちが交流を深めた。　（森若奈）

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　イベントは、プレステーションＡｉが入居するささしまライブ地区（同市中村区）の複合施設グローバルゲートのシェアオフィスで開かれた。県内外のスタートアップ関係者ら約六十人が集まった。

　拠点の運営を担うソフトバンク（東京）の１００％出資子会社の佐橋宏隆社長は「あらゆる地域がスタートアップで盛り上がっているが、ここまで手厚く支援している地域はないのではないか」とあいさつ。登録企業向けに提供している資金調達のノウハウ伝授や投資家とのマッチングなど、支援メニューを改めて紹介した。

　県が整備を進めるステーションＡｉは、同市昭和区の鶴舞公園南側で二〇二四年十月の開業を目指している。イベントには大村秀章知事も参加し、「今年一年も皆さん大いに頑張ってコミュニティーを広げてほしい」と述べた。