2021/12/14
新型コロナウイルス感染対策のため小中学校の社会見学などが制限される中、明和町の斎宮小学校三年生の児童が、コーヒー製造のAGF鈴鹿(鈴鹿市)の工場をオンラインで巡る社会見学をした。
社員三人が同校を訪れ、児童にコーヒーの原料や製造過程について説明。児童は焙煎(ばいせん)前と後のコーヒー豆の香りを比べる体験や、冷水に溶けやすいインスタント製品と溶けにくい製品を水に入れ、溶け具合の違いを確かめる実験を楽しんだ。
この後、工場と教室をオンラインでつなぎ、現地の社員の案内で工場内の設備を見た。児童は、高速で動くコンベヤーや、製品を箱詰めするロボットアームを見て歓声を上げた。
松組の杉山君(9つ)は「ロボットが速く動いていて驚いた。学校で工場を見学できて楽しかった」と感想を語り、宮本啓史取締役(52)は「コロナ禍で会社へ見学に来てもらえない中、児童に喜んでもらえてよかった」と話した。
同社は今年二月から鈴鹿市内の小学校を対象とした同様の社会見学に対応している。市外での実施は初めて。(奥村友基)
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