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【愛知】来春大学・短大卒 就職内定率73% 県内、4.2ポイント増 コロナ禍から回復傾向

2021/12/09

 県内の大学や短大を来春卒業予定で、就職を希望する学生の十月末時点の就職内定率は73・1%と、前年同月比で4・2ポイント上昇したことが県のまとめで分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、前年同月は68・9%と五年ぶりに70%を割り込んだが、今年は回復傾向がみられる。

 県就業促進課によると、前年同月はコロナ禍による経済活動の低迷が新卒者の採用活動にも影響した。今年は回復していることについて、担当者は「少子化の中で人手不足という傾向に変わりはなく、新卒者を採用したい企業が多いのではないか」と分析した。

 十月末時点での大学と短大の就職希望者数は三万九千四百四十二人、就職内定者数は二万八千八百十三人だった。調査協力を得られた県内の大学と短大計六十五校を調べ、大学や短大のキャリアセンターなどで把握している就職内定者数を集計した。(梅田歳晴)