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【三重】働き方改革実践企業 中外医薬生産を選定

2021/10/21

三重労働局

 三重労働局は長時間労働の削減など、働き方改革に積極的に取り組む「ベストプラクティス企業」に、本年度は中外医薬生産(伊賀市ゆめが丘)を選定した。西田和史局長が同市西明寺の同社工場を訪れ、田山雅敏社長に選定証を手渡した。田山社長は「視点を変えれば女性は採用しやすくなる」と取り組みの成果を強調した。

 同社は百五十七人の従業員のうち、女性がほぼ半数の七十六人を占める。育児中の女性向けに一日の勤務を六時間と定める「短時間正社員」制度を設け、保育園や幼稚園の子どもの送迎と就業を両立しやすくしている。

 育児休暇を取得した社員の代わりに雇った契約社員には、業務の習熟度に応じて正社員に登用する制度もある。六十五歳以上の継続雇用にも対応し、七十五歳で働く現役社員もいる。

 ベストプラクティス企業は三重労働局が二〇一六年度から県内の一社を毎年度選んでいる。(新開浩)

西田三重労働局長(右)から選定証を受け取る田山社長=伊賀市西明寺の中外医薬生産みどりケ丘工場で
西田三重労働局長(右)から選定証を受け取る田山社長=伊賀市西明寺の中外医薬生産みどりケ丘工場で