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【愛知】職業選びのヒント デザイン化 津島の建設会社 現場管理者など

2021/10/16

大同大生、パネルや動画を制作

 津島市の建設業「吉田建設」の協力を受け、大同大(名古屋市)の情報デザイン学科の学生がまとめた就職活動に関する共同企画が、同市南区の同大キャンパスで展示されている。22日まで(土日休館)。(吉田幸雄)

 同社と同学科の桐山岳寛講師の研究室が協力。三年生の松原知里さん(21)、嶋田菜帆さん(20)、丸山寛矢さん(20)の三人が展示内容を制作した。

 松原さんが同社の現場管理者やラジオのディレクター、介護製品メーカーのデザイン担当者に、仕事内容や必要な知識を取材し、展示パネルをデザイン。嶋田さんはパネルに出てくるキャラクターを考え、丸山さんは動画などを作った。

 展示は、具体的な職種に踏み込んで、学生が仕事選びをする際に興味を引くように心掛けた。吉田建設の吉田康裕社長から仕事に向かう姿勢や経験、新卒採用の考え方を聞き、まとめた冊子も制作した。

 松原さんは「ラジオのディレクターからは『誰かの時間をつくっている』、現場管理者からは『毎日が地域貢献』という印象的な言葉が聞けた」と手応えを語った。吉田社長も「例えば、建設業の現場管理者は、品質管理や取引先へのプレゼンテーションなどさまざまな役割を持っている。職種の中身をよく理解する一助にしてもらえたら」と期待した。

展示内容を制作した(左から)丸山さん、嶋田さん、松原さん=名古屋市南区の大同大展示室で
展示内容を制作した(左から)丸山さん、嶋田さん、松原さん=名古屋市南区の大同大展示室で