厚労省「くるみん」

　子育て支援に積極的な企業を認定する厚生労働省の「くるみん」に、港湾運送業の旭運輸（港区）が選ばれた。認定は十七日付。

　同社は、社員の長時間労働や有給休暇の取得率の低さを改善するとともに、仕事と育児の両立ができるよう取り組んできた。特に、小学校三年までの子を持つ社員を対象に短時間勤務ができるようにし、結婚や出産、子育てなどで退職した社員に対し、五年以内であれば復帰できる制度を設けた。男性社員の育児休業も積極的に進めており、昨年度は二人が一、二カ月の休業を取得したという。

　また、毎週水曜日をノー残業デーとしたり、午後七時以降は電話を自動応答にしたりと残業削減を進めた。

　担当者は「今後は、女性の活躍推進も含めた働きやすい職場づくりをさらに加速させたい」と述べた。