新型コロナウイルスの感染拡大による雇用への影響を調べようと、県労働組合総連合（愛労連）は十日、中区錦二のハローワーク名古屋中前でシール投票によるアンケートを実施した。

　求職者ら十四人が回答。五人が「求人がなくて困っている」とし、六人が「暮らし向きは大変苦しい」と答えた。国や自治体に対しては、消費税減税（六人）や医療・保健体制の強化（五人）を望んだ。

　四月に育休からの復帰を目指したものの新たな派遣先が見つからないという北区の元派遣社員の女性は「産休を取った三年前とは状況が違う。ハローワークにはまだ募集があるが、緊急事態宣言の発令で取りやめになるかもと言われた」と不安をにじませた。　（松野穂波）