中日新聞CHUNICHI WEB

就職・転職ニュース

  • 無料会員登録
  • マイページ

【社会】親の在宅勤務影響? なりたいもの 「会社員」が首位

2021/03/17

小3~高3アンケ

 第一生命保険は日17、全国の小学3年生~高校3年生の男女3千人を対象とする2020年度の「大人になったらなりたいもの」アンケートの結果を発表した。男女とも幅広い世代で「会社員」がトップ。新型コロナウイルス禍で在宅勤務が浸透した影響から、同社は「両親の働く姿を目の当たりにして身近になったのでは」と分析した。

 調査は1989年度から毎年実施。今回は対象を小学生以下の児童・幼児から変更し、昨年12月にインターネットで行った。会社員は小学男児、中学男子・女子、高校男子・女子でそれぞれ1位。「公務員」が中・高の女子で2位、中・高の男子で3位に入り、安定志向もうかがえる。

 また、臨時休校や外出自粛でネット動画や会員制交流サイト(SNS)が活発に視聴され、「YouTuber・動画投稿者」が小学男児で2位。「誰かの役に立ちたい」との動機が目立った中・高の女子で「看護師」が3位となった。

 単純に比較できないが、憧れを抱く小学生の間では、前回首位の「サッカー選手」(男児3位)や同2位の「野球選手」(男児5位)の人気も健在。97年度から23年連続で「食べ物屋さん」がトップだった小学女児は「パティシエ」が大差で首位を飾り、「お菓子作りを家族で楽しむ機会が増えた」(第一生命)ためとみられる。